TRAGEDY
脱退発表からどどどっと過ぎていって。
年末の歌番組の数々を噛みしめるように見ていました。
再認識する田口くんの存在。大きな体で踊るダンスが本当にかっこいい。
どの歌番組もみんなすごくかっこいいのに、どうしようもないくらい悲しくて。
4人で最後のパフォーマンス、とかテロップが出てるからふざけんな、って思いつつも
この感情をどうすればいいのか全わからなくて。
辛い、悔しい、悲しい、嫌だ、エンドレスでした。
年が明けて2016年。
亀梨和也さんは「怪盗山猫」に主演することになり、テレビ露出が増えていきました。
ファンとしては嬉しい限りです。毎日のように亀梨さんを見れる幸せ…
関西ではタメ旅は放送されていません…
しかしyoutubeで見たりしていました。
ベストアルバム「10Ks!」発売決定。
発売日はデビュー日の3月22日火曜日。ああもう…ほんまに好き。大好き。
同時にドームツアーが発表されました。絶対行く。何があっても行く。
3人での活動が次々と発表されてみるみるうちに4人の形が薄れていくのが悲しくもありましたが、そんなこと言ってられない。
そこで初めて未来が見えた気がしました。
そして「TRAGEDY」披露に出たMステの翌日の2月13日
「KAT-TUN充電発表」
なにを言っているの?しばらく整理ができなかった。
ふっと我に返った時、崩れ落ちるように泣いた。止まらない。
動画を見にいった。ひとつ救われたのは話してる3人が決して暗くなかったこと。
前向きで、解散ではない、後ろ向きな決断ではないと言ってくれたこと。
少し気持ちが軽くなったけど、悲しいことには変わりなくて。
記念すべき10周年という年にグループでの活動が見れなくなるなんて。
KAT-TUN3人揃ってる姿を見れなくなるなんて。
いったい誰が予想してただろう。
KAT-TUNのない世界なんて何が楽しいの?
全くわからない。ずっと見ていたい。あんなにかっこいい人達を見れないなんて世の中どうかしてる。
そこからの私はほんとうに世の中を腐った目でみていました。
くだらない、くだらない。
でもふっと我に返って、そうか。KAT-TUNがその決断をしたんならついていくしかない。一緒に乗り越えるしかない。
一瞬はそう思うのです。本当に一瞬。でもまた再び嫌だ嫌だ嫌だKAT-TUNのない世界を生きられるわけがないとひたすら思うのです。
V6さんの20周年記念を盛大にお祝いしているのをテレビで見ていました。
ベストアルバム発売、20周年記念コンサート、歌番組でのSPメドレー
全てが羨ましかった。
KAT-TUNもこんなふうにお祝いしてもらえるのかな、とすごく楽しみにしていた矢先のことでした。
ドームツアーは名古屋、大阪、東京それぞれ1公演ずつ申し込みました。(再び後々後悔することになるこの行為)
運良くすべて当選しました。滅多にしないガッツポーズをしました。
KAT-TUNに会える…その事実を噛みしめていました。
そして4人で最後のシングル「UNLOCK」が発売され、
少年倶楽部プレミアムが終わり、
2016年3月22日。KAT-TUNデビュー10周年。
その3日後、4人で最後のMステ出演。
その日は一日中ドキドキとワクワクが入り混じっていました。
番組中ずっとKAT-TUNがタモリさんの後ろにいて、ずっとKAT-TUNを見れていたのがすごくすごく嬉しかったです。ありがとうございます。
くるかくるか、まだか…くるか?え…トリ…?
トリかも、とは思っていましたが本当にそうとは思っていなくて。
本当にこれで最後なんだと現実を突きつけられた感じでした。
KAT-TUNからの言葉。CM明けの曲披露。
「Real face」では亀梨さんがメンバーを、田口くんを見ながら歌っている場面があり、きゅうぅぅっとなりました。胸が。4人最後で歌う最後のステージを噛みしめているんだなあと。それはメンバーみんなそうでしたでしょうけど。
曲が終わり田口くんがスッといなくなり、それを見つめていた上田くんと亀梨さんの顔が切なかった。中丸くんは見れないんだろうな…と思いました。
「君のユメ ぼくのユメ」のイントロが流れる。
3人がそれぞれの道を歩いていき、歩いていった先にまた新たな道が生まれる、というストーリー。
ただじっと聴いていました。亀梨さんの力強い歌声に胸を打たれていました。
3人とも頑張れ…と強く思っていました。
けれど上田くんが目に涙を溜めているのを見た瞬間、だめでした。
それまで抑えていた涙がどどどっと流れました。
それからはちゃんと3人のステージを見たいのに涙で滲んで滲んで。
行き着いた先は桜が舞うとても温かそうで素敵な場所。
田口くんは3人のステージを見ていたかな。どう思ったかな。
何か響いているものがあればいいな。
そうして3月末に田口くん脱退。
KAT-TUNの新たな旅の始まりです。